創作のための技術を習得するうえで大事なこと
習得のコツ - AEやBlender
創作のための技術を習得するために大事だと感じたスキル、考え方についてメモしておきます。 ここでいう創作のための技術とは、たとえばAfter Efects(動画編集)やBlender(3Dモデリング)、Python(プログラミング全般)の扱い方などのことです。 また、習得というのは、ソフトを活用して自分が行いたいことを検索などに頼りつつも独力でできる状態のことを指します。
今ある技術でどうにかしよう
AEやBlenderを習得するうえで最も重要なスキルは「今ある技術を組み合わせる独創性」だと思います。 何か作りたいものがあったときに、「手持ちの知識で仮説を立てる」→「実際に作り理想との差異を考察する」→「修正を繰り返す」のサイクルを行うようにしましょう。
前提として、AEやBlenderのようなソフト、あるいはプログラミングは機能が膨大で「正解の手順」があるとは限りません。 どれだけ学習を重ねたとしても、無限に知らない機能はありますし、日々追加されていくことすらあります。 そのうえで、初学者の段階から「習ってないから分からない」という考え方は捨てておいた方が良いと思います。 どれだけ泥臭くても、非効率でもよいので、とりあえず今ある技術を組み合わせて目標とするものを再現しようとしてみてください。 実際、AEもBlenderも最低限のことを覚えれば意外とそれっぽいものは作れます。 (この思想は、知識を「盛る」のではなく「削る、抑える」ことが時に合理的であるとも言い換えられるかもです。)
ドキュメントや検索にはガンガン頼りましょう。 ひとりで気が付くことには限界がありますから、先人の知恵を借りるのは合理的です。 次から応用できるようになれば良いのです。
ダサくても完成させる奴が一番偉い
前述した通り、AEやBlenderは機能が無限にありますから、一つ一つ覚えていくような勉強をすると、果てしなく感じてしまいすぐにモチベーションが尽きます。 とりあえず形にするという方針は、モチベーションの点でも優位に立てるのでおすすめです。 自分が作ったものは不格好であれど、意外と愛着がわくものです。 一つ完成させると、また次も完成させたくなります。 何かをやめたくなるときは、大抵途中で投げ出すときである気がするので、完成させるということはとにかく偉大です。 「○○を作りたい」とだけ言う人はたくさんいますが、とりあえず完成させた人はとても少ないです。 それができるだけでも超絶偉大です。 とりあえず、今ある技術で完成させましょう。 (数学において、とりあえず手を動かして計算や演習をこなすことが大事なのとも似ているかも。)
もう少し冷静に述べましょう。 実は完成させるという行為自体が多くのスキルを内包しています。 最初から最後までの通しの流れを理解できますし、そのほかにも構成を考える力、途中で破綻しない設計力、最低限成立させるための妥協判断、そして最後までやり切る体力。 これらはすべて、未完成のままでは一切鍛えられません。 文章でも、要点を読んでから細かいところに目を通す方が、先頭から順に読むよりも楽なことが多いですが、今回の話もそれと同じだと思います。 まずはすべての工程の流れをざっと知って、そこから細かい工程のクオリティを上げていく方が計画を立てやすいです。
理想との差異を理解しよう
何かを完成させることに慣れてきたら次の段階です。 理想との差異を分析することを取り入れていましょう。 その過程で今の自分にはなかった知識や技術を取り入れていけばよいと思います。
これを実行する最も良い方法の一つは、チュートリアルを活用することです。 まずは何も見ずに作ってみて、あとから答え合わせをするようにチュートリアルを使用すると様々な学びが得られると思います。 理想と現実の差分を正しく認識する力と、それを改善するための新しい技術を探す力が非常に大事になってくると思います。
あとは、習得を加速させるうえで意識しておきたいのが再現性のある理解です。 試行錯誤でうまくいった方法をそのままにしておくのではなく、なぜそれでうまくいったのかを言語化してメモしておくことで、同じ構造の問題に何度でも対応できるようになります。 このプロセスを繰り返すことで、単なるその場しのぎの成功体験が、応用可能な技術へと変わって力がつきます。